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桑の葉と実 完全オーガニック栽培の「桑の葉[mulberry leaf]」
養蚕の起源は中国大陸ですが、日本でも紀元前200年以上前から行われ、蚕(カイコガ)は家畜化された唯一の昆虫です。 そのエサとなる桑の葉は栄養価が高く、その葉しか食べない蚕は繭は勿論のこと、さなぎや成虫、また幼虫の糞に至るまで栄養価が高く余すことなく利用されています。 ハーブ研究所では、その蚕のエサとなる桑の葉の品質にもこだわり、桑を農薬や化学肥料を使わない完全オーガニック栽培で育てております。 また、桑の葉には、DNJ(デオキシノジリマイシン)と呼ばれる桑にだけ豊富に含まれるという血糖値をコントロールする働きのある成分が含まれており、糖尿病に良いとされ桑の葉茶が飲まれてきました。 その他の成分として各種ビタミンと、皮膚や粘膜の機能維持に重要な役割を持つ亜鉛、体内水分バランスの改善を促すカリウムKなどが含まれております。 小石丸の繭 (真ん中がくびれている)
日本在来種の蚕「小石丸 [Koishimaru]」とは
小石丸は奈良時代から飼育されていたカイコの品種で、日本で絹(シルク)産業が栄えていた頃には、小石丸の絹糸は非常に細く繊細で上質なため珍重されました。 しかし、小石丸は1つの繭から取れる糸は普通のカイコの繭の半分以下で、産卵数が少なく病気に弱いことや、繭をつくる時期が個体により異なるなどの生産性に関わる問題もありました。 戦後、絹の代替品となる化学繊維が発明され、量産や効率を求める時代の流れになると、生産性の悪い小石丸に存続の危機が訪れてしまします。 皇后美智子様が宮中養蚕を引き継いだ際に、小石丸を残すことを主張されて飼育がわずかながら継続されました。 その後、小石丸が正倉院にて保存されていた絹織物(古代裂)の復元に必要であることが判明し、増産を経て小石丸の繭が提供されました。 ハーブ研究所 山澤が実際に小石丸の幼蚕からの成長過程から、養蚕した繭をパウダーにするまでの研究を経て、新たにシルク原料として採用することを決定し、小石丸復活プロジェクト株式会社を立ち上げて、環境汚染の少ない人里離れた静かな山間で日本在来種の蚕「小石丸」の飼育(養蚕)を開始しました。
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